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アイテム
アフリカ農業開発の停滞と今後の方策「包括的アフリカ農業 開発プログラム(CAADP)」のこれまでの進展と課題
https://doi.org/10.18884/0002000096
https://doi.org/10.18884/0002000096079746e9-8a26-42f3-a83a-c98c1529300b
名前 / ファイル | ライセンス | アクション |
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Item type | 報告書 / Research Paper(1) | |||||||
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公開日 | 2024-09-01 | |||||||
タイトル | ||||||||
タイトル | アフリカ農業開発の停滞と今後の方策「包括的アフリカ農業 開発プログラム(CAADP)」のこれまでの進展と課題 | |||||||
言語 | ja | |||||||
言語 | ||||||||
言語 | jpn | |||||||
キーワード | ||||||||
主題 | アフリカ農業開発、包括的アフリカ農業開発プログラム(CAADP)、ECOWAS、EAC、ルワンダ農業開発、ナイジェリア農業開発、ケニア農業開発 | |||||||
資源タイプ | ||||||||
資源タイプ識別子 | http://purl.org/coar/resource_type/c_18ws | |||||||
資源タイプ | research report | |||||||
ID登録 | ||||||||
ID登録 | 10.18884/0002000096 | |||||||
ID登録タイプ | JaLC | |||||||
アクセス権 | ||||||||
アクセス権 | open access | |||||||
アクセス権URI | http://purl.org/coar/access_right/c_abf2 | |||||||
著者 |
天目石,慎二郎
× 天目石,慎二郎
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抄録 | ||||||||
内容記述タイプ | Abstract | |||||||
内容記述 | アフリカ農業開発は遅々とした歩みにとどまっている。2000年以降アフリカ大陸は経済成長のステージに移行し、これと軌を一にするように教育・保健セクターの開発が進み関連指標は急激に改善した。一方、農業セクターではそのような顕著な進展は見られない。アフリカでは2003年よりアフリカ連合(AU)を中心に旗艦プログラムとして「包括的アフリカ農業開発プログラム(CAADP)」を推進してきたが、CAADPが目標とする農業セクター成長率年6%に対して過去約20年にわたり年平均2~3%台の成長に低迷してきた。 CAADPの遅れの要因を明らかにするため、大陸レベルでのCAADP推進の取組・進展を確認するとともに、地域経済共同体(RECs)レベルでは先進的な取組を行う西アフリカ諸国経済共同体(ECOWAS)と東アフリカ共同体(EAC)の2機関、国レベルではナイジェリア、ケニア及びCAADPが最も進展するルワンダの3か国のこれまでの取組を分析した。その結果、大陸レベル、RECsレベル、国レベルともに、CAADPの推進に必要となる文書・計画の策定、実施に向けたステークホルダー間の協議の場やモニタリング・評価の枠組等が整いつつある一方、農業セクターの開発指標に直接つながる実施段階の取組に対して本来求められる十分な優先度が置かれておらず、個々の農業セクターの課題に対する実効性の高い取組の実施が不十分であるが故に、期待される成果の発現に至っていないことがわかった。 これまでCAADPでは政治的リーダーシップとコミットメント(果たすべき目標)の必要性が繰り返し指摘されてきたが、現在大きく欠けているのは特に実施段階の取組に対する①強力な政治的リーダーシップ、②果たすべき目標の明確化、そして③成果を追求する実行力である。目に見える成果の発現には、実施段階において戦略・計画に基づき優先度とバランスを意識した具体的な取組を展開していくことが必要であり、そのためには、上記の3つの課題の抜本的変革を図っていくことにより、現在低レベルにとどまる各国政府の農業セクター予算の大幅増、開発援助機関や民間からの更なる資金動員の確保に向けた本格的な取組の実施、そしてモニタリング・レビューを通じた個々の開発課題に対する実効性を伴う方策の柔軟な実施が求められる。 |
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号 | ||||||||
号 | Knowledge Report No.10 JP | |||||||
出版者 | ||||||||
出版者 | JICA Ogata Sadako Research Institute/緒方貞子平和開発研究所 |